1. Home>
  2. 明和SSH>
  3. SSH理科特別講座2014

SSH理科特別講座

◇平成26年度 SSH理科特別講座

1 目的 企業や大学の研究者による講義を通して、最先端の研究や技術に触れる。これにより知的視野を広げるとともに科学技術への興味関心を高め、創造的発想力と論理的思考力による「科学の方法論」を身に付ける。
2 日時
  1. 平成26年6月10日(火)14:00~15:30
3 対象生徒
  1. 3年理系生徒 199名
4 講師・講義タイトル
  1. (1)講座1(物理化学分野)物理講義室
    名古屋大学エコトピア科学研究所 グリーンコンバージョン部門
    教授 八木 伸也 先生
    「ナノ粒子が拓くグリーン社会:水素吸蔵材料を例にして」
    概要:水素は化石燃料と違い燃焼しても水しか生成しません。しかし、非常に激しく燃焼(爆発)し危険です。水素ガスを安全に保持し運搬する手法として”水素吸蔵材料”が提 案されています。本講義では、その水素吸蔵材料をナノ粒子で作製しこれまでにない吸蔵反応の向上を目指す最先端の研究を紹介したいと考えています。
  2. (2)講座2(物理分野)  物理実験室
    名古屋大学 現象解析センター
    教授 飯嶋 徹 先生
    「素粒子世界への誘い」
  3. (3) 講座3(物理化学分野)化学実験室
    (株)豊田中央研究所 環境・エネルギー1部 エネルギー変換材料研究室
        室長 樋口 和夫 先生
    「光合成を模した次世代太陽電池 -色素増感太陽電池-」
    概要:クロロフィル等の色素をつかった光化学電池である色素増感太陽電池を中心に太陽電池の概況や次世代の太陽電池研究に言及する。有機化学、無機化学、電気化学、半導体物理、電子・電気に関連した内容です。
  4. (4) 講座4(化学分野)  化学講義室
    名古屋大学大学院 理学研究科
    准教授 北浦 良 先生
    「ナノマテリアルの魅力:フラーレン、ナノチューブ、グラフェン・・・」
    概要:フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェンなどを耳にしたことはあるでしょうか?これらは、炭素を構成要素とする物質の名称であり、いま非常に注目を集めている物質たちです。特徴は恐ろしく小さい(細い、薄い)ことで、そのような物質を我々はナノマテリアルと呼んでいます。小さく(細く、薄く)なると何が面白いのか?最先端の研究成果にも触れながら、ナノマテリアルの魅力をお伝えしたいと思います。
  5. (5) 講座5(生物分野)  生物実験室
    名古屋大学大学院 理学研究科
    教授 松林 嘉克 先生
    「化学のチカラで生物のしくみを解き明かす~植物ホルモンの研究を例に~」

講座のようす

講座のようす
講座3
講座のようす
講座4
生徒の感想等
  • ・充実した90分だった。もっと話がききたい。
  • ・講義を聞いて自分の志望学科が固まってきた。
  • ・将来、自分が世の中の役に立てる人間になりたいと思った。
  • ・やりたいことを見つけてがんばりたいと思った。
  • ・とても興味深く、もっと学びたいと思った。
  • ・Auナノ粒子がシステインを入れると凝集してくる実験。自分達でやったのが面白かった。
  • ・ある結果を見て感心するだけではなく、それを何に応用するか、新しいアイディアをもって見ることが大切だと学んだ。
  • ・工学系のことが医療分野に応用されているというところに興味を持った。
  • ・大学は「知識を得る」場所ではなく、「知識を得る方法を知る」場所であるということ。