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SSH理科特別講座

◇平成24年度 SSH理科特別講座

1 目的 大学の研究者から直接講義を受けることによって、研究者の探求心、論理的思考、創造的発想に触れる。学問や大学への興味・関心、学びに対するモチベーションを高め、知的視野を広げる。高校の指導要領を超えて、自然科学を広く深く学ぶ。
2 日時・場所
  1. (1) 物理講座 平成24年 7月 4日(水) 4時限目・社会科教室
  2. (2) 化学講座 平成24年 6月26日(火) 6時限目・視聴覚教室
  3. (3) 生物講座 平成24年 6月28日(木) 7時限目・生物実験室
3 対象生徒
  1. (1) 物理講座 3年5組44名,3年6組44名 計88名
  2. (2) 化学講座 3年7組44名,3年8組44名 計88名
  3. (3) 生物講座 3年7組22名,3年8組19名 計41名
4 講師
  1. (1) 物理講座
    名古屋大学大学院理学研究科 素粒子・宇宙物理学専攻
    高エネルギー物理学研究室   戸本 誠 准教授
    「巨大加速器LHCで探る宇宙の始まり」
  2. (2) 化学講座
    名古屋大学大学院理学研究科 物質理学専攻
    分子組織化学研究室  田中 健太郎 教授
    「分子組織をプログラムする」
  3. (3) 生物講座
    名古屋大学大学院理学研究科 生命理学専攻
    超分子機能学講座  須藤 雄気 准教授
    「色付きタンパク質の生物学的・化学的・物理学的研究の "面白さ"と"奥深さ"」

物理講座のようす

物理講座のようす
生徒アンケートから
  • ・まさに今日、ヒッグス粒子についての発表があり、タイムリーな話題だった。
  • ・物質の根源および起源と宇宙の起源について学ぶことができた。講師の方の話がわかりやすく、 どうやって粒子を見分けるのか、どんな種類の粒子があるのかを、ぼんやりとだが垣間見ることができた。 力とは粒子の伝達でやりとりされるのだと知ってとても驚いた。第2,第3世代の粒子はどういう物質を形作っているのかが知りたい。
  • ・素粒子が科学のミクロの部分とマクロの部分にまたがる分野だと分かり、また、話を聞いて、科学における諸分野の関連性を強く感じた。
  • ・小さい素粒子を調べることで、宇宙の起源を知ることができるのはすごいと思った。去年、(SSHアラカルトでKEKの)加速器を見に行ったので、話はだいぶ分かった。
  • ・今、進んでいる研究の話を聞けてとても興味がもてた。今後の研究の成果が楽しみ。
  • ・大学の高度なことをこうして高校でやれるのはとてもいい経験だった。

化学講座のようす

化学講座のようす
生徒アンケートから
  • ・DNAの自動合成機があることを初めて知った。将来何かに応用できそうだと思った。
  • ・生物で最近習ったバクテリオファージ(T4ファージ)の内容のところで、より高度なレベルで解説が聞けて面白かった。
  • ・DNA分子の自己組織化。DNAの二重らせん構造を銅イオンの配位結合で再現できるということ。
  • ・"化学の研究というのは物質を自らつくることができて、世の中の原因を化学の目で見ることができるという魅力がある" とおっしゃったのが印象的。
  • ・塩基を指定して人工的にDNA分子の一部を作ることができるということや、DNA分子を抽出し繊維状の結晶として得ることができるということに驚きました。
  • ・化学の醍醐味である「いろいろな物質を作る」ことについての楽しさを目いっぱい感じることができとても刺激となった。
  • ・内容は高度だったが、化学や生物で聞いたことのある内容が結構出てきたので、今やっていることがつながっていると実感しました。

生物講座のようす

化学講座のようす
生徒アンケートから
  • ・眼の中にある“ロドプシン”という程度の知識であったが、深く研究されている方からの話で、とても興味を持った。
  • ・タンパク質があんなにカラフルだなんて意外であった。
  • ・バクテリアや古細菌の進化について先端分野の話を聞かせていただいて、良い経験となった。
  • ・構造が変わると色が変わるのが知りたいと思った。
  • ・進化の過程で赤の受容体から緑の受容体ができたというのは不思議だと思った。
  • ・実験が多く楽しかったし、説明も分かりやすかった。
  • ・実際に色の変化を目の当たりにして、感動した。青色の淡い色がすごく綺麗だった。
  • ・物・化・生をちゃんと理解していないと1つの分野でさえしっかりと解明できないということに気がつきました。