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SSH記念講演

◇令和元年度 SSH記念講演

  実施期日 令和元年10月24日(木)5~7限
  場  所 本校体育館
  対  象 本校全生徒および保護者、県内高等学校教員、県外SSH高等学校教員
尾張地区中学校教員、SSH運営指導委員及び評価委員、JST及び管理機関
  日  程 13:30 開会行事
13:40 講 演
15:00 質疑応答
15:15 閉会行事
  内  容 講  師:京都大学大学院文学研究科・地理学専修教授 水野 一晴 氏(本校OB)
演  題:「気候変動と限界地帯の自然や社会の変容」
講演概要:
 近年地球温暖化によりさまざまな影響が我々に生じている。アフリカのケニア山やキリマンジャロでは氷河が急速に後退し、それにともなって各植物種が山を登っている。また、それらの高山では、氷河の融氷水が約50年かかって山麓に湧水として湧き出ていると推定されているが、地域住民の生活用水として重要な湧き水の量が年々減少している。アフリカでは3つの高山のみが氷河を有するが、それらはすべて10~20年後には消滅すると予想されている。また、乾燥地のナミブ砂漠では涸れ川の洪水が年により大きく異なり、その影響が自然や地域社会に生じている。本講演では、とくにアフリカの熱帯高山や砂漠での環境変化の実態と地域社会への影響を紹介し、その対策をみなさんとともに考えていきたい。