北海道研修2日目は、士別市立博物館の本部先生のご指導の下、北海道の河川における外来種の調査を行いました。
天塩川と剣淵川の実態 フィールドワークでは、あらかじめ仕掛けた罠に大量のウチダザリガニが入っているだけでなく、網で探してもかなり捕まえられました。在来種のニホンザリガニがほとんど見られなかったことから、外来種が在来種の生息地を奪っているということを実感しました。
その後、四つの班に分かれて、獲ったウチダザリガニの全長と頭胸甲長、重量を測り、抱卵の有無と雌雄、鉗脚の欠損を確認しました。測っている最中もザリガニは動き回っていて、計量は苦戦しました。
二日目の研修を通じて、自然に直に触れることに楽しさを見出したり、特定外来生物の対策に何ができるのか考えたり、信号が少なくて感動するなど、みんなにとって大切なことから素朴なことまで気付かされた1日でした。自然を身近に感じられる貴重な時間でした
※本調査は士別市立博物館の調査活動の一環であり、特定外来生物ウチダザリガニの捕獲や取扱については、関係各所の許可を得て実施しています。