明和高校生が案内する小学生研究ツアー

2025年8月2日(土)に、東区在住・在学の小学生とその家族を対象とした研究ツアーを実施しました。名古屋市東区役所・東区安心安全で快適なまちづくり推進協議会が、毎夏、青少年健全育成を目的とする活動の一環として親子で参加できるイベントを実施しており、今年は本校のSSH部が協力させていただきました。

50組の募集に250組近くが応募する大人気の講座となりました。生徒たちは小学生が楽しく学べる講座にしたいと知恵を絞りました。東区役所との打ち合わせも教員の手を借りずに生徒主体で行い、準備を進めました。

当日は17のブースを用意しました。PVA(ポリビニールアルコール)の塩析現象を利用したスーパーボール作り、片栗粉と水を混ぜたもので膨らませた水風船を使ったダイラタンシー現象の体験、DNAストラップ作り、水の表面張力を利用して自動で進むボート作り、ホバークラフト、マインスイーパー(コンピューターパズル)など、小学生が楽しみながら科学に親しむことのできるものを揃えました。

液体窒素を使って様々なモノを凍らせる実験の実演も行いました。

普段の研究発表は高校生や大学の先生に向けて行うことが多いですが、今日は就学前の小さな子から小学校高学年まで、成長段階が大きく異なる子どもたちが相手でした。年齢や理解度に合わせて言葉を選んだり、説明の内容を変えたりして、子どもたちが楽しんでくれるように工夫をしながら進めました。子どもたちからたくさんの驚きの声を聞くことができ、高校生にとっても充実したイベントとなりました。