明和高校音楽科 第74回定期演奏会を以下の通り開催いたします!
令和7年11月19日(水)16:15開場 17:00開演
愛知県芸術劇場コンサートホール
演奏会の詳細は以下のページよりご覧ください。
コンサート・公開試験 – 明和高等学校 (aichi-c.ed.jp)
入場無料 全席自由・要申込 入場券は以下URLよりお申込みください。
明和高校音楽科 第74回定期演奏会を以下の通り開催いたします!
令和7年11月19日(水)16:15開場 17:00開演
愛知県芸術劇場コンサートホール
演奏会の詳細は以下のページよりご覧ください。
コンサート・公開試験 – 明和高等学校 (aichi-c.ed.jp)
入場無料 全席自由・要申込 入場券は以下URLよりお申込みください。
2025年8月2日(土)に、東区在住・在学の小学生とその家族を対象とした研究ツアーを実施しました。名古屋市東区役所・東区安心安全で快適なまちづくり推進協議会が、毎夏、青少年健全育成を目的とする活動の一環として親子で参加できるイベントを実施しており、今年は本校のSSH部が協力させていただきました。
50組の募集に250組近くが応募する大人気の講座となりました。生徒たちは小学生が楽しく学べる講座にしたいと知恵を絞りました。東区役所との打ち合わせも教員の手を借りずに生徒主体で行い、準備を進めました。
当日は17のブースを用意しました。PVA(ポリビニールアルコール)の塩析現象を利用したスーパーボール作り、片栗粉と水を混ぜたもので膨らませた水風船を使ったダイラタンシー現象の体験、DNAストラップ作り、水の表面張力を利用して自動で進むボート作り、ホバークラフト、マインスイーパー(コンピューターパズル)など、小学生が楽しみながら科学に親しむことのできるものを揃えました。
液体窒素を使って様々なモノを凍らせる実験の実演も行いました。
普段の研究発表は高校生や大学の先生に向けて行うことが多いですが、今日は就学前の小さな子から小学校高学年まで、成長段階が大きく異なる子どもたちが相手でした。年齢や理解度に合わせて言葉を選んだり、説明の内容を変えたりして、子どもたちが楽しんでくれるように工夫をしながら進めました。子どもたちからたくさんの驚きの声を聞くことができ、高校生にとっても充実したイベントとなりました。
2025年7月24日(木)に、トヨタ産業技術記念館大ホールをお借りして研究発表会を行い、本校と愛知総合工科高校の計22班50名の生徒が自身の研究成果を英語で発表しました。国内外から130名ほどの方にご来場いただき、大変盛況な会になりました。
開会に先立つアイスブレイクでは、担当生徒考案の「じゃんけん列車」を行いました。あまりに人数が多く、誰が勝者か分からないほどでした。
場が温まったところで研究発表を行いましす。数学、化学、物理学、生物学、経済学や歴史をテーマにしたデータサイエンスなど、多分野にわたる研究のポスターセッションを行いました。
ポスターセッションにつづく口頭発表では、太陽光発電で動くボートの開発プロジェクトについて、本校有志メンバーが発表しました。
交流会
発表後、発表者たちは留学生としばし歓談し、その後、一緒にトヨタ産業技術記念館の展示を見学しました。
たくさんの参加者による、充実した発表会となりました。
2025年7月30日・31日に、1・2年生の24名の生徒が、名古屋大学へ出向き、大学院理学研究科 教授 多田安臣先生、講師 野元美佳先生の4名のご指導のもと、植物の免疫応答に関するホルモンと遺伝子のはたらきについて学びました。
多田先生からは、植物ホルモンの種類と各ライフサイクルにおけるはたらきや構造、植物ホルモンがどのように遺伝子発現に関わるのかなどの基本的な知識と、植物が病気に感染した際や、昆虫の食害を受けた際に働く植物ホルモンや物質、遺伝子についてご講義いただきました。
植物が病害や食害を受けた際に起こる現象について実験・観察を行うために、1日目は実際のモデル植物(シロイヌナズナ)からRNAの抽出を行いました。
2日目は、前日に抽出したRNAからcDNAに逆転写し、それをPCR法によって増幅したものを用いて遺伝子の発現量を観察しました。その結果から、植物ホルモン応答について考察をし、各班、発表を行いました。
〈生徒の感想〉
・一度の実験結果を鵜呑みにするのではなく、何度も同じ実験を繰り返し、同じ結果が得られることで初めて信頼できると学んだ。また、結果から意味を見出す必要性を感じた。
・これから、何気ない物事でも、別の視点から見つめるようにしたい。なぜなら、今回の実験で、身近にあるものの中にも未知の世界が広がっているかもしれないと気付いたからだ。
普段、高校では使用できない機材や実験器具、薬品を使用させていただき、探究の一連の流れを経験したことで、生徒にとって学び多い2日間となりました。
2025年7月29日、17名の生徒が豊田工業大学を訪れ、物理と化学の分野の実験講座に参加しました。
「小さな機械の世界 加速度センサ編」
加速度センサは身近なものに使われています。たとえば、車のエアバックはこれがないと作動しません。私たちが毎日使うスマートフォンにも1ミリ以下の小さな加速度センサが組み込まれています。今回の講座では、スマートフォンの加速度センサが感知した重力加速度をグラフや数値の形で可視化してくれるアプリを使ってさまざまな測定を行いました。まず、XYZ軸それぞれの方向の加速度を測定し、それらの値からスマートフォンがどの方向にどれくらい傾いているかが分かることを確認しました。さらに、重力加速度から体の傾きを測ったり、歩行中の重力加速度の変化から歩数を確認したり、スマホを落下させると加速度センサが無重力状態になることを確認したりと、加速度センサで様々な測定ができることがとても興味深かったです。
「液晶を合成して並べてみよう」
「液晶」というのは、物質の名前ではなく、固体、液体、気体といった、物資の「状態」を表す言葉です。液晶という状態をとる物質を「液晶物質」と言います。この講座では、身近なところでも利用されている液晶物質を化学合成しました。2010年ノーベル賞を受賞された鈴木章教授の開発した「鈴木-宮浦クロスカップリング」という技術を使い、2つの分子を合体させる実験を行いました。ディスプレイなどに使われている液晶物質は細長い形をしていますが、これをラビングという技術で一方向に並べることができます。グループごとにいろいろな方向に分子を並べる実験をしました。普段何気なく利用している身の回りのものにも、さまざまな科学技術が使われていることを学びました。
令和7年7月12日に早稲田大学で行われた、第40回日本霊長類学会にて、中高生ポスター部門で研究成果を発表しました。2年間にわたる探究活動の集大成として、2つの研究テーマの発表をしました。
研究①「飼育ジェフロイクモザルの利き手と尾の側方性の関連性」
クモザルの移動時における尾の巻き付き方や傾きと、利き手の関係性について調査しました。
研究②「明和高校周辺の生態調査」
高校周辺に生息する疥癬症のタヌキに注目し、季節ごとの行動変化と他の動物との関連性を調査。身近な自然環境を題材にしたこの研究は、専門家からも高く評価され、中高生ポスター部門 最優秀賞を受賞しました!
多くの専門家の方々から貴重な助言や励ましの言葉をいただき、生徒たちは研究の視点を深めるとともに、学びの意欲をさらに高めることができました。
2025年7月19日、明和高校SSH部 物理・地学班、化学班、生物班、数学班から47名の生徒が参加しました。午前中は、物哩・地学班の前田君が「The number of answers of Natural Number Rubik’s Cube」というテーマで英語による口頭発表を行いました。午後からは、化学班の代表ポスタ発表をはじめ、各班から合計15本のポスタ発表を行いました。主催校に次ぐ発表本数の多さになりました。他校の研究発表を聴くことで、大いに刺激を受けることができました。研究内容はもちろんのこと、研究に用いた実験器具や方法がとても参考になり、収穫の多い一日になりました。
令和7年、7月 SSH生物αの授業で、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマにしたゲーム形式の学習活動を実施しました。実施クラスは101と103の2クラスでした。本活動は日本科学未来館より教材を提供していただきました。生徒たちは、仮想の国の代表として、資源や予算を使いながら国際的な課題に取り組み、協力と交渉を通じて問題解決を目指しました。
活動は、国際会議や国連のようなシチュエーションを再現したリアルな体験型ゲーム。予測不能な事態や資源の配分、他国との交渉など、現実の国際社会に近い状況を体験することで、SDGsの本質を深く理解することができました。
生徒の感想
「国が一つでも滅びれば、他の四つの国全てが滅ぶことがどのチームでも深く認識できていたことが全国が存続できた要因だと思います。現代においても大切にしたいですが、200カ国以上がこのやりとりをするとなると協定一つで何年も話し合うのも納得でした。」
「ゲームだから笑えたけど、現実なら笑えないなとも思った。SDGsの課題は、実際には命や生活に関わる深刻な問題であることを改めて実感した。」
「自分達が国としてゲームをすることで、気候変動の深刻さが伝わったと思う。現実はもっと複雑で、自分達がどう生活すべきか、考えさせられるゲームだった。」
この活動を通じて、生徒たちはSDGsの理念を体感しながら、多様な価値観を尊重し、協力して課題に向き合う姿勢を身につけました。今後も、こうした体験型の学びを通じて、未来を担う力を育んでいきたいと考えています。
2025年7月25日、偏光という現象についての実験講座を開催し、20名の生徒が参加しました。
光は波の性質を持っていますが、自然の光はさまざまな方向に振動しています。自然光を一部の結晶や光学フィルターに通すと、特定の方向にだけ振動する光を取り出すことができます。この一方向にだけ振動する光を偏光と呼びます。今回の実験講座では、身近な素材を使ってこの偏光という現象を観察しました。
はじめに、身の回りにあるものを、偏光を通して観察しました。電卓の液晶表示にも偏光フィルターが使われていることを実験を通して学びました。
次に、糖類が偏光の振動方向を変えることを観察しました。その性質を利用して、グラニュー糖(ショ糖)とフルーツシュガー(果糖)を区別する実験を行いました。
最後に、偏光を生み出す偏光フィルターを実際に自分たちで作成してみました。うまくできずに、何回もやり直して挑戦している人もいました。各家庭でも、ワイシャツの袋(ビニロン)とうがい薬(ヨウ素液)があればできる実験ですが、液晶ディスプレイに使われている偏光フィルターも、全く同じ物質と同じ原理で作られています。
2025年7月23日,
2025年7月23日、模擬国連を体験する講座を開催し、29名の生徒が参加しました。講師は、本校の卒業生で、現在、東京外国語大学3年生の林陽菜さんです。
国際問題を解決するための実現可能な手段(政策)を立案するために必要な考え方や政策を作るプロセスについてレクチャーを受けた後、“Protecting Displaced and Refugee Children (避難民や難民の子どもの保護)”という議題で実際に議論を行いました。
参加した生徒はカナダ・ドイツ・バングラデシュ・シリア・南スーダン・ウクライナの6つの国に分かれ、それぞれの国の立場からリサーチを行い、自国の議題に対するスタンスを理解した上で政策を立案し、議論に臨みしました。
政策案の発表(スピーチ)は英語で、それを受けての議論は日本語で行いました。自国と他国それぞれのボトムライン(譲れない条件)を理解し、各国の合意が得られる範囲を見極めた上で実現可能な政策を提案するのは、簡単なことではありませんでした。
今回の模擬国連の体験を通じて、国際的な問題に取り組む難しさと交渉の重要さを学びました。