MCデーを開催しました

5月28日(水)にMCデーを開催しました。大学や研究機関、他の中学・高等学校からお越しいただいた先生方と150名を超える保護者の方々(オンライン参加を含む)の前で、生徒たちが研究成果を発表しました。

午前の前半は、ポスター発表を行いました。1年生は、4月に日本モンキーセンターで取り組んだサルの行動観察の結果について、2・3年生は、昨年度取り組んだ課題研究の成果を発表しました。3年生は英語での発表にも挑戦しました。SSH部や有志の生徒の参加もありました。どの生徒も生き生きと発表していました。

午前の後半では、1年生は日本モンキーセンターのエデュケーターである赤見理恵先生を講師に迎え、4月から取り組んできた動物の行動観察のまとめとなる講演を聞きました。2・3年生はMCチャレンジ(探究コンテスト)に取り組みました。今年度は名古屋工業大学の田中由浩教授のご協力を仰ぎ、「錯触バトル 200gを軽く/重く感じさせろ!」を実施しました。200gの粘土ですが、重さは変わらないようにしてコップの大きさや表面の質感、色などの要因を変えると、実際より重く感じたり軽く感じたりします。どの要因が効くのかについての仮説を立て、検証を重ねながら各クラスで作品をつくり、より重く感じるものとより軽く感じるものはどれかを競いました。

午後は、昨年度のSSH事業についての報告、英国研修に散会した生徒のレポート、研究成果の口頭発表、MCチャレンジの振り返りと盛りだくさんの内容でした。

MCチャレンジの振り返りでは、田中教授からからご講評いただいた後、私たち人間の感覚についてのレクチャーをしていただきました。

音楽科 サマーフェスティバルコンサート2025を開催します

令和7年7月6日(日) 13:30開場 14:00開演

電気文化会館 ザ・コンサートホール(地下鉄東山線・鶴舞線 「伏見」駅4番出口より 東へ徒歩3分)

入場無料 全席自由・要申込(未就学児の入場はご遠慮ください)

以下URLよりお申込みください。

https://teket.jp/6619/50299

申込の受付は6月3日(火)10:00より開始します。

音楽科 学校説明会 申込スタート

明和高校音楽科の学校説明会の申込をスタートします。


今年度は、7月6日(日)10:00~電気文化会館5階 イベントホールにて説明会を実施した後、ミニコンサートを行います。

なお、附属中学校音楽コースの説明会は、別日程で実施します。

お申込みはこちらの【音楽科説明会参加申込フォーム】へお願いいたします。

MCガイダンスを行いました

 4月24日(木)に、第1学年の生徒全員を対象にMCガイダンス(探究活動ガイダンス)を行いました。

 午前中は、犬山市民文化会館で、中部学院大学教育学部子ども教育学科教授の林美里先生から、「霊長類を研究する:ラボからフィールドまで」という演題で、フィールドワークの意義やヒトとチンパンジーの類似点と相違点などについてご講演いただきました。その後、日本モンキーセンターのエデュケーターである赤見理恵先生から、「動物園でもできる!動物の行動観察入門」と題して、午後の行動観察についてご講義いただきました。

 午後は日本モンキーセンターへ移動し、午前中の講義の内容を踏まえて、霊長類の行動観察を行いました。グループに分かれ、観察対象種3種について、「瞬間サンプリング」の手法を用いて観察をしました。

 観察結果は、SSH生物αの授業でポスターにまとめ、クラス内で発表を行います。各クラスの優秀ポスターに選ばれたものは、5月28日(水)のMCデーで発表することになります。

名大MIRAI GSCに参加して

令和6年度に名大MIRAI GSCで最終ステージに進み、令和7年3月、アメリカ ノースカロライナ州で行われた研修に参加した生徒の報告です。

理数教育プログラムである名大MIRAI GSCの受講生としてノースカロライナ研修に参加しました。 

研修の主な目的は二つあります。 

一つ目は、名古屋大学大学院で取り組んだ研究発表を行うこと。 

二つ目は、現地の大学でアントレプレナーシップ研修に参加すること。 

アントレプレナーシップ研修とは、起業するために必要な考え方や発想に関する講義を受けて、考えを出し合い集約し、消費者向けのプレゼンをする一連の活動です。 

私は海外研修に参加して、身をもって世界という広がりがあることを実感しました。失敗を恐れることなく自分の考えを言葉にし、相手に伝えることの大切さを学びました。また、相手の意見に耳を傾けて互いの考えを共有することで、理解をより深めることができると分かりました。活発な議論を通して、積極的な姿勢が身につきました。 

アメリカで最先端の研究に触れ、GSCでかけがえのない仲間と出会い多くのことを学び合い、視野が広がりました。初めて海外へ行き、視点を外に移し、多様な価値観や選択肢があることを学んだことは貴重な経験となりました。研修を通して得た学びをこれからの人生に生かしていきたいです。 

海外研修まで支えてくださった名大MIRAI GSCに携わる皆様、明和高等学校の先生方に、厚く御礼申し上げます。 

英国研修報告

3月8日(土)~16日(日)に、英国にて海外研修を実施しました。参加生徒たちによる日々の感想・報告です。

3月8日(土)

いよいよ、出発の時。出発前、荷物の最終確認を行っていました。初めて外国に行く私は、楽しみという感情と空港での検査などに対する不安という感情が入り混ざっていました。しかし、飛行機で初めて機内食を見たり、香港空港で初めてVISAカードを使って買い物ができたりした時はとても嬉しかったです。香港空港のトイレの手洗い場の仕組みにも感動しました。(笑)初日の今日一日だけでもたくさんの経験ができました。

香港の空港で買ったエッグタルト

3月9日(日) 

今日はロンドンに到着、自然史博物館と大英博物館を訪れた。自然史博物館では研究室や保管庫の見学をした。個人的にはダイオウイカの標本よりもコモドオオトカゲの標本のほうが魅力的だった。次に訪れた大英博物館では人よりも大きな彫刻物がたくさんありエジプト文明の技術力の高さを感じた。またCourt café で一休みしたことも良い思い出になった。 

コモドオオトカゲの標本(ロンドン自然史博物館)
シロナガスクジラの骨格(ロンドン自然史博物館)

3月10日 (月)

今日は初めてWestminster校の授業に参加した。Big BenやWestminster寺院に圧倒されながら登校すると、Buddyたちがあたたかく迎えてくれた。授業は少人数制で、教科が変わるたびに棟を移動する。日本の授業に比べ、生徒が発言や質問を自由にしやすい環境であった。今日一日を通して、日本の学校との違いに驚いたりわくわくしたりしたのと同時に、緊張して積極的に話せなかったのが悔やまれた。明日からは考えを言葉で伝えられるよう努めたい。

3月11日(火) 

今日はBuddyがお休みだったのですがほかのWestminster生もみんな優しくて前日とは違う授業、違うクラスメイトだったけれど楽しかったです。午後からはUCL(ロンドン大学)で具体的な留学の話やUCLの強みを教えていただいたことで私も留学して海外大学で勉強したいと強く思うようになりました。自分の学びたいことを高いレベルで、様々な国籍の人と勉強できることに魅力を感じました。帰りには二階建てバスに乗ったりビッグベンを見たりイギリスを満喫しました。

テムズ川から眺めたビックベン(UCLからの帰り道に撮影)

3月12日(水)

Westminster校3日目の朝、Schoolと呼ばれる礼拝堂のような場所で集会があり、ラテン語で賛美歌を斉唱したり、先生のお話を聞いたりしました。集会はとても厳かな雰囲気で、私も緊張感を持って参加しました。放課後は、Westminster生にショッピング街に連れて行ってもらい、お土産を購入しました。

Buddyに連れて行ってもらったVictoria駅近くのショッピングモール

3月13日(木)

ロンドンを出て、オックスフォードシャー州にあるHarwell Campusを訪問しました。ここは、宇宙、クリーンエネルギー、量子コンピューティング、ライフサイエンスなど分野で最先端の研究を行っている、英国の産学官連携研究開発の拠点です。Diamond Light Source(放射光研究施設)にて、研究員の井上さんより施設内ツアーをしていただきました。現地に赴かないと生じることのない疑問に真摯に向き合って下さり、とても楽しいツアーでした。BIOSPIRE UK Limited CEOの松永さんからはビジネス・研究のそれぞれの視点での発表方法について詳しく教えていただきました。Oxford Space Systemsに勤める筒井さんからは宇宙で用いるアンテナについて講義をしていただきました。そのあとの質問時間では、私たちの質問についてたくさん答えてくださり、宇宙開発にとても興味がわきました。

Diamond Light Sourceでの記念撮影(後ろに見えるのが研究施設)

3月14日(金)

Westminster校での最終日。この研修に参加することが決まってから数か月をかけて準備してきた英語での研究発表を行った。ポスター発表では観衆の獲得に苦戦した。良いポスターは立ち止まってもらえる、自ら読んでもらえる、対話に発展する質問が出る、ものだと思った。口頭発表では観衆の反応が存外良くなく焦ったが、バディー達が頷いて聞いてくれているのを見て自分のペースを取り戻せた。明和高校の先生、豊田工業大学の神谷教授、昨日訪問したHarwell Campasで私たちの研究発表を聞いてくださった井上さん、松永さん、筒井さんのアドバイスや添削のおかげで素晴らしい研究発表にできたと思う。

3月15、16日(土、日)

英国研修最終日の今日、私は、過去に校長先生がおっしゃっていた日本の外に出ることの重要性に気付けたように思う。実際に現地の高校生と授業を受け、UCLやダイヤモンドライトソースでは海外で活躍する日本の方に出会い、現地でしか得られない空気感も知ることができた。このような素晴らしい経験をさせて下さった家族や先生方に感謝の意を示すと共に、この経験を活かして、将来的には世界で活躍できる人材となりたい。 

空港で家族の出迎えを受け、様々な思いを胸に家路へ

ネイチャー甲子園 「植物の部」で第3位になりました!

1年生のSSH生物αにおける夏季休業中の取組みで,身の回りの生物について仮説を立て観察し,それをレポートにしました。その際にスマホアプリ「Biome(バイオーム)」を使用し,第2回全国高校生「地域の自然」甲子園(ネイチャー甲子園)の生き物調査部門に応募しました。

生徒みんなが頑張って多くの生物種を発見・投稿した結果,見事「植物の部」で第3位を獲得することができました!