進路指導部より
高校時代は進路選択とその実現という意味でも大切な時期です。進路選択とは、大学合格自体ではな く、それを出発点として将来の展望を開くことですから、これは同時に、自己認識を深め、自己実現への基盤を形成することでなくてはなりません。将来、皆さんに求められるのは、次に掲げるような資質だと言われています。高校時代が、その基盤を形成し、大きく飛躍するための準備期間となればと思います。近視眼的にならず、大地にしっかりとした根をはって高みに向かう、大樹の如くあってほしいと思います。
社会人に求められる力=人間力・行動力・知力
[産業競争力懇談会 大学・大学院教育プロジェクト 2007年度推進テーマ報告 より]
・成熟社会において求められる力
- 人間性や基本的な生活習慣、社会常識
- 社会に貢献しようという意欲や、志の高さ
- 自らが好奇心を持って新たな課題を発見し、その課題を解決する力
- 基礎学力に裏づけされた幅広い知識、その上に自らが得意とする専門性
・グローバル社会において求められる力
- 誰とでも交流を持てるような深いコミュニケーション能力
- 日本人がこれまで培ってきた倫理観と日本特有の文化や歴史に対する教養
- 自らと異なる多様な文化や価値観が存在することを認識し、受け入れること
・情報化社会において求められる力
- 本質をつかむ深い洞察力
- 収集された知識に独創性を加え、新たな価値を生み出す応用力
- チームでの行動力、他者と協働する力
皆さんの一年間を以下に概観してみます。1・2年生の人は、来年、再来年についてもイメージしてみてください。
1年生の皆さん、
自分の理想とする生き方を模索し、自分の将来についてイメージをふくらませましょう。
2年生の皆さん、
冷静に自己を分析し、自分の能力を最大限に伸ばすべく、自分に磨きをかけましょう。
3年生の皆さん、
充実した学校生活を基盤に、あらゆる面で自己を高め、自らの可能性に挑みましょう。