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SSHアラカルト

◇平成27年度 SSHアラカルト

SSHアラカルト講座は、a SSH体験活動、b SSH探究活動、c SSH特別講座の3つの柱で企画を用意し、生徒は、それぞれの興味・関心により選択して参加します。

普通科第1学年全生徒及び第2・3学年の希望者を対象に実施します。生徒は、より具体的に興味・関心をもって、様々な科学の諸分野の活動に直接触れたり 参加したりすることで「科学の方法論」を体得して、科学そのものを考える力や「創造的発想力」を育成します。

平成27年度SSHアラカルト講座の様子(写真)はこちら

平成27年度SSHアラカルト講座一覧

番号 講座名 種別 講師(敬称略) 期日・場所
1 隣り合う素数の差について SSH特別講座
「数学 夏の学校」
名古屋大学大学院
多元数理科学研究科
松本 耕二 教授
7月30日(木)
13:30~15:30
本校
素数を小さいものから順番に並べて観察していると、隣り合う素数の間の間隔が、大きいところもあれば小さいところもあります。この間隔には何か規則性はあるのでしょうか。これは実は整数論における難問のひとつで、今でも十分にはわかっていないのですが、ごく最近、双子素数の予想に関連した画期的な発見がありました。今回はこうした話題を紹介します。
2 集団での追跡と逃避 SSH特別講座
「数学 夏の学校」
名古屋大学大学院
多元数理科学研究科
大平  徹 教授
7月27日(月)
13:30~15:30
本校
追跡と逃避の問題は数学では18世紀からつづいている伝統のある問題です。また、昆虫,動物,鳥や人の群集の研究は最近様々な角度から研究が進んでいます。ここではこの2つの研究の流れを融合した集団追跡と逃避の問題について紹介を行います。
流体力学の世界 SSH特別講座
「数学 夏の学校」
名古屋大学大学院
多元数理科学研究科
木村 芳文 教授
8月20日(木)
10:00~12:00
本校
流体力学は水や空気の運動を記述し、その予測をするための学問です。例えば台風の進路を予測したり、車の形状を決定したりするためには流体力学の知識や経験が必要です。この講座では流体力学の考え方を簡単な例を使ってお伝えしたいと思います。
4 グラフ理論 SSH特別講座
「数学 夏の学校」
名古屋大学大学院
多元数理科学研究科
藤江 双葉 准教授
8月3日(月)
13:30~15:30
本校
たとえば、電車の路線図では、駅と駅の「つながり方」が主に重要な情報で、実際の駅間の距離や配置などは省略して描かれます。このように「つながり方」に着目して抽象化された「点と、点と点を結ぶ辺」を考えるのがグラフ理論です。いくつかの簡単なゲームを、グラフ理論の問題におきかえて考えてみます。
5 和算 特別講座 SSH特別講座
「数学 夏の学校」
和算家
深川  英俊
7月28日(火)
9:30~11:30
本校
江戸時代に学校も数学の教科書もなかったのになぜ数学が盛んだったのでしょうか。数学の本は面白くないと売れませんでした。しかし塾は盛んでした。日常生活でも数学 が必要だったのです。学校はありませんでしたが多くの塾が乱立していました。その塾のイベントとして数学習得の成果を近くの神社仏閣に絵馬として掲げて自慢しました。 これが算額です。この講座では「おもしろい和算の問題」と「算額」を紹介しますので江戸時代の数学を体験してみましょう。
6 作図から何が見えるかな? SSH特別講座
「数学 夏の学校」
愛知県立明和高等学校
戸倉  隆 教頭
8月21日(金)
13:30~15:30
本校
定規とコンパスを使った作図をとおして、平面幾何を学びます。作図できるもの、できないもの、また、どうして作図できるのかを確認しながら、平面幾何の理解を深めまた同時にその美しさを楽しみましょう。作図の理論、正多角形の作図、オイラー線、などに触れたいと思います。
7 対数と計算尺 SSH特別講座
「数学 夏の学校」
愛知県立明和高等学校
服部 展之 教諭
8月4日(火)
13:30~15:30
本校
電卓のない時代、九九や算盤がない欧米では、桁数の多い数の計算に苦労していました。ネイピアが対数を考案したおかげで、かけ算・割り算・平方根などの近似値計算が楽になり、自然科学の発展に多大な貢献をしました。対数の原理を学んだ上で、実際に計算尺を使った近似値計算を体験してもらいます。
8 ゲーム理論 SSH特別講座
「数学 夏の学校」
名古屋大学大学院
経済学研究科
花薗  誠 准教授
7月24日(金)
10:30~12:30
愛知県立瑞陵高等学校
(名古屋市瑞穂区)
戦略的思考法を磨くために、ゲーム理論を学びましょう。ゲーム理論は、複数の参加者が並列的に意思決定を行う状況の研究です。特に、個々の参加者が合理的・論理的に意思決定するための原理を探求します。守備範囲としては、オセロのように勝敗のはっきりした「ゲーム」に限らず、利害関係に一致がみられないような状況一般をゲームと呼んで、幅広くカバーします(例:オークションでの入札等)。
9 ビリヤードは数学 SSH特別講座
「数学 夏の学校」
愛知県立瑞陵高等学校
渡辺 喜長 教諭
7月24日(金)
9:10~10:10
愛知県立瑞陵高等学校
(名古屋市瑞穂区)
ゲームセンターなどにある「エアホッケー」って知っていますか?遊んだことのある人は多いと思います。勝つためにはどうすればよいのだろう?実はビリヤードなどもみんな同じ理屈です。運動神経など不要?“数学”と“光学”を利用して完全勝利!数学の問題から物理学へつながる世界を楽しんでみよう!
10 トランプのシャッフルの話 SSH特別講座
「数学 夏の学校」
名古屋大学大学院
多元数理科学研究科
伊師 英之 准教授
8月19日(水)
14:00~16:00
愛知県立半田高等学校
(半田市)
トランプは、切れば切るほどよく混ざるのでしょうか?実際は、ある回数を境に、「あまり混ざっていない状態」から「よく混ざっている状態」に急激に変化することが、最先端の数学を用いて証明されました。その概略を説明します。
11 曲線で囲まれた図形の面積 SSH特別講座
「数学 夏の学校」
愛知県立半田高等学校
山本 輝 教諭
8月19日(水)
14:00~16:00
愛知県立半田高等学校
(半田市)
三角形や四角形など,直線で囲まれた図形の面積は簡単に求められますが,曲線で囲まれた図形の面積はどのように求めたらよいでしょう?古くから考えられているこの問題について,その歴史と,高校数学の華である微分積分について学んでみましょう。
12 核融合科学研究所訪問 SSH体験活動 核融合科学研究所 7月17日(金)
10:00学校集合 17:30学校解散
現地研修11:00~16:30
核融合科学研究所
(岐阜県土岐市)
核融合科学研究所(岐阜県土岐市)の見学および実習を行う。核融合科学研究所は、核融合・プラズマに関して、世界有数の研究機関である。専門家による事前講義,施設見学,および実習(「プラズマの電気計測」「コンピューターシミュレーション」「超伝導実験」から1つ選択)を丸1日かけて行う。
13 身の回りの界面と界面現象
(化学マジックを含む)
SSH探究活動 名古屋工業大学大学院
工学研究科
物質工学専攻
多賀 圭次郎 教授
7月28日(火)
13:30~15:30
本校 化学実験室
氷(固体)は、温度を上げていくと水(液体)に、さらに温度を上げると水蒸気(気体)になる。これらは物質の三態とよばれ、物質は常にこれらの状態のいずれかで存在している。ところで、水の表面または氷の表面というと、そこには、液体と気体の境界(界面)、固体と気体の界面が存在する。我々の身の回りには、そのほかにも液体と固体の界面、液体と液体の界面がある。本講座では、いろいろな界面と界面現象について紹介する。(興味ある演示実験を複数含む。)
14 京大霊長類研究所 ・
日本モンキーセンター
一日研究員体験
SSH体験活動 京都大学
霊長類研究所
松沢 哲郎 教授
7月16日(木)
 9:00 名鉄犬山駅前集合 
18:00 名鉄犬山駅前解散
京都大学 霊長類研究所
日本モンキーセンター
(犬山市)
 基調講演の松沢哲郎先生の研究拠点、京都大学霊長類研究所と日本モンキーセンターを訪問し、研究員の一日を体験する講座。 基調講演に興味を持った人はぜひ参加してください。霊長類学の最先端の研究現場を見るだけでなく、研究を支えている雑務なども体験することによって研究者の生活を具体的にイメージしてもらいます。
 朝、名鉄犬山駅前に集合し、歩いて霊長類研究所に 「出勤」 します。丸一日いろいろな体験をさせていただき、夕方、心地いい疲労感とともにまた犬山駅まで歩いて戻り解散します。夏休みの初日をすてきな一日にしましょう。
15 関東研修

・高エネルギー加速器研究機構(KEK)訪問
・宇宙航空研究開発機構(JAXA)訪問
・東京大学訪問
SSH体験活動 高エネルギー加速器
研究機構(KEK)
小林 誠 特別栄誉教授

宇宙航空研究
開発機構(JAXA)
東京大学
理学系研究科
生物科学専攻
塩見 美喜子 教授ほか
7月29日(水)~31日(金) (2泊3日) 29日7:15学校集合 31日19:00学校解散 高エネルギー加速器
研究機構(KEK)
(茨城県つくば市)
宇宙航空研究
開発機構(JAXA)
筑波宇宙センター
(茨城県つくば市)
東京大学
本郷キャンパス
(東京都文京区)
1日目は、小林誠先生が特別栄誉教授として活躍される高エネルギー加速器研究機構(KEK)を訪問し、Bファクトリーと放射光科学研究施設を見学します。宇宙や物質についての最先端の研究に触れます。
 2日目は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで宇宙飛行士模擬訓練と施設見学をした後、東大理学部で塩見美喜子先生の研究室での生物系の実習を行います。
 3日目は、東京大学の方からの講演を聞きます。
16 京大研修

・京都大学数理解析研究所訪問
・京都大学大学院理学研究科生物物理学教室訪問
SSH体験活動 京都大学
数理解析研究所
鈴木咲衣 特任助教
京都大学
大学院理学研究科
生物科学専攻
生物物理学教室
分子発生学講座
阿形清和 教授
7月30日(木)
6:30学校集合 18:30学校解散
現地研修9:00~16:00

京都大学
(京都府京都市左京区)
丸1日をかけて京都大学の2つの研究室を訪問し、研究者の講義を受けたり実習を体験します。  午前中は、数理解析研究所を訪ね、その概要の説明を受けた後、鈴木先生の研究テーマについての講義を聴きます。また、京都大学の図書室を見学します。午後は、生物物理学教室を訪ね、分子発生学講座の阿形先生の講義と実習を体験します。
17 名古屋大学博物館訪問
~自然に学ぶ、
五感で学ぶ、
体験して学ぶ~
SSH体験活動 名古屋大学PhD登龍門
推進室
(名古屋市千種区)
足立 守 特任教授
8月20日(木)
13:00現地集合
現地研修13:00~16:30
名古屋大学博物館
(名古屋市千種区)
足立守先生の講演「自然に学ぶ、五感で学ぶ、体験して学ぶ」を聴いたあと、先生の解説付きで名大博物館を見学します。巨大アンモナイトの化石などさまざまな展示品をじっくり観察します。最後に、「2008ノーベル賞展示室」で明和高校出身の小林誠先生を含む3名のノーベル賞受賞者(小林・益川・下村)の功績に触れてもらいます。
18 知の拠点あいち訪問
(あいちシンクロトロン光センター)
SSH体験活動 あいち産業技術総合センター 8月18日(火)
9:00(予定)リニモ陶磁資料館南駅
改札出口集合
現地研修9:30~12:00(予定)
あいちシンクロトロン光センター
(瀬戸市)
次世代モノづくりの創造・発信の拠点として創設された「知の拠点あいち」は、「あいちシンクロトロン光センター」と「あいち産業技術総合センター」の2つの施設から構成されています。現地ではシンクロトロンの施設を見学し、光センター所長の竹田美和先生の講演とナノレベルの高度計測分析器などの体験を予定しています。
19 SSH生徒研究発表会と 琵琶湖博物館訪問 SSH探究活動 琵琶湖博物館
科学技術振興機構
8月5日(水)
7:15学校集合 19:00学校解散
琵琶湖博物館(滋賀県草津市)
インテックス大阪
(大阪府大阪市住之江区)
生徒研究発表会のポスターセッションに参加し、課題研究の進め方や、結果のまとめ方、発表の形態を体験的に学ぶ。興味ある研究内容を2件以上選び、その概要をレポート(A4版1枚)にまとめ、後日提出する。  琵琶湖博物館では、琵琶湖の自然と人間生活との関わりについて理解を深め、自然と人間のよりよい共存関係を築いていくために必要なことを自分なりに考え、その考えを400字以内にまとめ提出する。

講座の様子

隣り合う素数の差について
1 隣り合う素数の差について
集団での追跡と逃避
2 集団での追跡と逃避
流体力学の世界
3 流体力学の世界
グラフ理論
4 グラフ理論
和算 特別講座
5 和算 特別講座
作図から何が見えるかな?
6 作図から何が見えるかな?
対数と計算尺
7 対数と計算尺
ゲーム理論
8 ゲーム理論
ビリヤードは数学
9 ビリヤードは数学
トランプのシャッフルの話
10 トランプのシャッフルの話
曲線で囲まれた図形の面積
11 曲線で囲まれた図形の面積
界面現象
13 身の回りの界面と界面現象
関東研修
15 関東研修
京大研修
16 京大研修
名古屋大学博物館訪問
17 名古屋大学博物館訪問
知の拠点あいち訪問
18 知の拠点あいち訪問
SSH生徒研究発表会
19 SSH生徒研究発表会