令和8年7月29日(水)、名古屋市立大学大学院データサイエンス研究科教授の各務和彦先生をお招きし、「運は数学にまかせなさい?」というテーマで講座を実施しました。参加者は中学生・高校生・教員を含めて55名でした。

「この中のだれか2人、同じ誕生日の人がいると思いますか?」という問いかけがあり、有名な誕生日のパラドックスについての紹介からはじまりました。実際に55人の参加者の中に同じ誕生日の人がすぐに見つかり、計算上もその確率がかなり高いことがわかりました。次に、2024年のイグ・ノーベル賞に輝いた「コイン投げの際に、投げる前の上面と同じ面が出る確率」に関する研究についての紹介があり、それに似た事例として「サイコロで1の目が出る確率は本当に1/6か?」という問題提起がありました。


後半は、サイコロキャラメルの空箱を使っての実験からスタートでした。グループに分かれて40分間サイコロを振り続け、どの目が出たかを記録に取りました。15グループ中14グループは1の目が出る回数が最も多く、適合度検定の結果も公平なサイコロではないことが判明しました。また、1グループだけ違う結果が出ましたが、実験である以上、失敗にも意味があるという説明でした。
公平でないことを数学的に検出できる道具が確率・統計であることがよくわる充実した講座でした。
