7月31日(木)、京都大学大学院情報学研究科准教授の村脇有吾先生に「コンピュータに数学を解かせる」というテーマの講座をお願いしました。参加者は51名でした。


「コンピュータに数学の試験を解かせるとは?」という投げかけから始まりました。コンピュータ自体が「計算する」機械だがAIに問題を解かせると間違えることもあり、その過程の解説がありました。AIが数学を正確に解くとは「正しく読み、それを正しく計算する」という人と似たことを行っていることが分かりました。複雑になればなるほど与えられた問題を細かく分けて思考を連鎖しなければ解けないことも分かりました。また、ニューラルネットの解説をしていただきました。計算の仕組みに関しては微積とベクトルを使うシンプルなものですが、計算の要素の数が膨大で大量に学習させる必要があることが分かりました。