SSHシンガポール海外研修を実施しました

令和6年3月10日~16日の日程で、シンガポールにてSSH海外研修を行いました。

南洋理工大での研究発表に始まり、現地スタートアップ企業Tomo Work およびテマセク工科校と連携したワークショップ、名古屋に本社をおく株式会社メニコンのシンガポール工場、下水再生工場や動植物園、水族館、アートサイエンスミュージアムでの研修など、様々なプログラムに取り組みました。

3か月以上をかけて準備をしてきた英語での研究発表では、どの生徒も堂々とした姿をみせていました。南洋理工大の先生や大学院生との質疑応答も盛り上がりました。英語での説明力はもちろんですが、伝えたい内容と伝えたいという気持ちを持っていることが大切だと感じました。

テマセク工科校では、シンガポールの生徒とデジタルテクノロジーを活用してインクルーシブ社会を実現する方法についてディスカッションし、英語力だけでなく、アイディアや発想力の大切さを実感しました。また、互いの高校生活について話をしたり、魚の養殖や獣医看護について学ぶ学科の見学もしました。

コンタクトレンズの製造についてだけでなく、より衛生的でゴミも少ないパッケージデザインや、製造過程で出るゴミをリサイクルする仕組みについても見学しました。多岐にわたる分野の技術が結合されて、初めて製品が完成するのだということを理解しました。

下水再生工場や、テクノロジーを活用してサステナブルでかつアーティスティックな展示をしている未来型植物園Gardens by the BayやArtScience Museumでは、シンガポールの科学技術力に感動しました。まるで熱帯林の中を歩いているような感覚になる植物園や動物園、大きな水槽を備えた水族館では、日本では見ない生物にたくさん出会いました。シンガポールで得た多くの学びは、生徒たちの今後の高校生活やその先の未来にの大きな影響をもたらしてくれるものになると思います。