本年度の海外研修代替事業“Learn the World”が始まりました。これからの5か月間、海外の生徒と交流をしながら、SDGsと世界の課題について話し合い、何ができるかを共に考えていきます。
初回の10月15日は、オンラインで中国の生徒と一緒にSDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」をテーマにしたボードゲームに取り組みました。Beijing 101 Middle School の生徒17名と明和生18名が5つの合同グループを作り、それぞれのグループが仮想の国の代表として、気候変動が原因となって起こる様々な問題への対応策を話し合いながらゲームを進めました。世界の問題の多くは当事国だけで解決できないこと、大変であっても国と国が協力をしていかなければいけないことを体験的に学ぶことができました。また、母語でも難しい議論を英語で行うことに挑戦し、国が異なる人々とコミュニケーションをとることの難しさと楽しさ、そして大切さを実感しました。

〜実施後の生徒アンケートより〜
「各国が連携することの大切さを実感しました。自分の国とは縁遠い問題に投資することを躊躇う各国の気持ちがわかりました。予算と現状と未来のバランスをみんなで話し合っていろんな場合を想定することが大切だと感じました。」
「同じ地球に住んでいても、国や地域によって、環境は様々であり、それに応じた対応をとっていくことが大切だと感じた。また、自分に直に影響がなくても、助け合うことが大切だと感じた。」
「今までSDGsについて本当に海外でも注目されているのか半信半疑な部分があったのですが、中国の生徒のみんなも自分たちと似たような感覚を持っていることがわかって少し驚きました。特に同じチームだった中国の女の子が自分の国のpresidentがずっと男性であることに疑問を抱いていてもっと女性が活躍する社会になってほしいと言っている場面が印象的でした。」
「今まで英語を学んでも実際に使う機会はほとんど無かったので、とても良い経験になった。もっと上手くコミュニケーションをとれるように、今後も英語の学習に取り組んでいきたいと思った。」
「交流したのは1ヵ国だけだったのに自分の世界が一気に広がった。自分が地球の住民であることを自覚し、もっともっとたくさんの文化に触れたい。」
「Zoomを使うのも海外交流も初めてで緊張したが、自分の英語が相手に伝わった時はとても嬉しかった。この達成感を今後の活動に活かしたい。」
