MCⅢ特別講義「小さな生き物から学ぶ生物のしくみ」 第1回(講義)

令和6年11月18日(月)3年生普通科理系生物選択生徒を対象に、名古屋大学大学院理学研究科 森 郁恵 名誉教授により、線虫C. elegansをモデル生物として生命のしくみを解析する学際研究について紹介していただきました。

生徒は、線虫の細かな生体構造や神経回路が多くの研究者によって解明されていく過程を知り、長期間にわたる努力が研究の進展につながっていることに感動しました。RNA干渉など、多くの発見が線虫の研究を通じて解明されていることにも非常に興味を持ちました。線虫の温度走性の研究はまだ解明されていない部分が多く、その魅力にも惹かれました。

森先生の講義から、研究者として、自分の興味を徹底的に追求し、常に新たな発見を目指していくことが大切だと学ぶことができました。また、研究者同士の交流が研究の進展を促進すること、仲間の重要性も知ることができました。