12月18日に、京都大学で研究を行っておられるMuhanmad Kader博士を講師に迎え、Enhancing Water Productivity through Soil Management(土壌管理による水利用効率の向上)というテーマで、講義をしていただきました。
農業における水分消費は、全消費量の30%を占めます。今日、気候変動によって引き起こされる水不足が、農業に深刻な影響を与えています。この問題に取り組むために、先生は土壌を被覆して農業用水の利用効率を高める方法を研究されています。さまざまな素材の中で、紙(新聞紙)の被覆が水利用効率と作物の生産性の両方で優れているという意外な結果に驚きました。先生のご出身地であるバングラデシュについてお話も聞くことができ、とても興味深い講義でした。
専門的な内容を英語で理解するのは簡単ではありませんが、先生はできるだけ分かりやすく話してくださり、質疑応答では、研究内容について積極的に質問をする生徒の姿が見られました。