MCスプラウト 数学 夏の学校 「タブレットで数学実験・観察をしよう」

7月27日(木)、愛知教育大学特別教授の飯島康之先生に「タブレットで数学実験・観察をしよう」というテーマの講座をお願いしました。
参加者は36名でした。

タブレット上の動的幾何ソフト(作図ツール)を使って、三角形などの図形を動かして「何か」を観察・発見する実習主体の講座でした。前半は、四角形の各辺の中点を結んで新しい四角形をつくると、どのような形の四角形になるかを実験・観察し、逆に正方形を作るには、元の四角形はどのような形であるべきかを考察しました。実験から「何か」を観察することは意外に難しいことがわかりましたが、共通する性質を抽出し、その後に証明することは、とても数学的でおもしろかったです。後半は、九点円やガウス平面上の複素数のふるまいについても紹介があり、視覚的にわかりやすかったです。「解き方を覚える」数学ではなく、実験・観察し観察することから「問題を見つけ出す」数学を楽しく味わうことができる講座内容でした。