MCスプラウト 液晶ディスプレイを作ってみよう

7月25日(火)に、実験講座「液晶ディスプレイを作ってみよう」を行いました。講師は、足立教頭先生でした。

生徒にとって生活や学習の必需品となっているスマートフォン、それに欠かせない液晶ディスプレイですが、その仕組みを知っている人はそんなに多くはありません。液晶とは何か、液晶ディスプレイに画像が映し出される仕組みについて、楽しく学ぶ講座となりました。

まず、双眼顕微鏡で液晶ディスプレイを観察しました。その後、ディスプレイの主要構造の一つである偏光シートの仕組みを学び、実際にシートを作成しました。ワイシャツなどが入っているビニール袋とヨウ素液だけで、偏光シートが作成できることは驚きでした。

次に、液晶とはどういう状態なのかを実験で確認をしました。液晶とは、物質名ではなく、物質の状態を説明する言葉であることは、多くの生徒にとって新しい学びでした。

仕組みを理解したうえで、いよいよ液晶ディスプレイを作成しました。ITOガラスの上に思い思いの絵を書き、映像として浮かび上がらせるにはどの部分に電気を通せばよいかを考えながら作成しました。自分の手で液晶ディスプレイをつくることで、より深く楽しく学ぶことができました。

足立先生が英語で資料を準備してくださり、科学英語にも触れる機会となりました。資料へのリンクです。ご覧ください。

液晶ディスプレイをつくってみよう