令和3年度 SSH記念講演

 10月21日(木)に、本校OBである名古屋工業大学工学部情報工学教育類メディア情報分野/創造工学教育類情報工学専攻メディア情報分野教授の徳田恵一先生にご来校いただき講演をしていただきました。

 Siri等の音声アシスタント、Pepperを始めとした家庭用ロボット、電話の自動応答、公共交通機関でのアナウンス、カーナビゲーションなど、私たちの身の回りのあらゆる場面に「しゃべる機械」が出現しつつあります。これらで使われている音声合成技術は、どのような原理に基いているでしょうか。現在の音声合成技術はどこまで進んでいるでしょうか。どのように利用されているでしょうか。私たちの未来の社会をどのように変えていくでしょうか。人間のように喋ったり歌ったりする機械の実現を目指して研究開発が進む音声合成・歌声合成技術の最新動向について、応用事例やデモを交えながらご紹介くださいました。

 新型コロナ対策として、体育館で講演を聞くのは1・3年生のみとし、2年生は教室での同時中継を視聴しました。教室からも質問が行えるように行なったSlidoでの質問を盛り上げるため、本校では初めての取り組みとなる本校の教員がファシリテーターとなってパネルディスカッション形式で質疑応答を実施しました。質問の応酬がとても見応えがあり、時間に限りがあるのが惜しかったです。