MCスプラウト 数学夏の学校「連分数とフォードの円」

令和6年7月26日(金)、中部大学現代教育学部、糸健太郎教授に「連分数とフォードの円」というテーマで講義をしていただき、中学生を含め、43名が参加しました。

連分数とは分数をはしご状に表したもので、最初に、その表記と図形的な意味について説明がされた。A4用紙を折って正方形を作っていく作業から√2の連分数展開を調べるといった簡単な実習も織りまぜ、楽しみながら数学の世界に入っていくことができる講義でした。

 さらに、黄金比φの連分数展開とフィボナッチ数列とのかかわりへと内容は深まっていきました。また、ひまわりの種の並びがフィボナッチ数になっていることを確かめる実習もありました。

 後半は、フォードの円の定義、性質、ファレイ和の紹介の後、フォードの円と連分数やフィボナッチ数列との関係が紹介されました。

 最後に、互いに接するフォードの円が次々と映し出されていくコンピュータによるシミュレーションはたいへん興味深いものでした。