令和5年度に名大 MIRAI GSCに参加し、最終ステージまですすみ、3月にアメリカのノースカロライナでの研修に参加した生徒の報告です。
<参加生徒の報告>
名大MIRAI GSCとはグローバルに活躍する理系人材を目指す名古屋大学オリジナルの理数教育プログラムです。第1ステージでは、名古屋大学の教員の方からの貴重な講義を受講でき、第2ステージでは、研究室に配属させてもらい、実際に研究を行い、研究発表を行います。そして、第3ステージでは、海外で自分の研究発表を行うことができます。対象である高校1,2年生の方はぜひ応募してみてください。きっとあなたの探究心をつき動かしてくれると思います。
海外研修では自分の研究発表だけでなく、Duke大学、North Carolina州立大学(NC State)、North Carolina大学(UNC)のキャンパスツアーと研究室訪問、起業家精神を養う研修や現地の高校生との交流など、とても貴重な経験をさせていただきました。
研修2日目にはUNCのキャンパスツアーや心臓血管研究をおこなっている研究室とゼブラフィッシュの養殖施設への訪問をし、最新の研究を間近でみることができ、得るものが多かった一日でした。
アメリカの食事はとても美味しかったのですが、やはり量が多く、どの食事でもお腹いっぱいになりました。昼食は学食等でしたが、朝食や夕食はスーパーで買ってきて、自分たちで調理することが多かったです。
3日目のDuke大学のキャンパスツアーでは、レンガ造りの建物など洋の要素もありながら、竹林や鯉、赤い太鼓橋など日本の要素もある広大な庭園やとても荘厳な雰囲気のある教会を歩きました。 また、午後は現地の高校のNCSSMでペアの子とランチを取り、授業を2コマ受講しました。ランチの仕方や授業スタイルなど日本との違いに驚きましたが、日本より少人数で、座学というよりかは体験型の授業形態が個人的にとても自分と合っていて、非常に充実したひとときを過ごしました。 そして、ペアの子とは今でも連絡を取り合うくらい仲良くなれました。
4,5日目には起業家精神を養うアントレプレナーシップ研修とNC Stateのキャンパスツアーと繊維工学と機械航空宇宙工学の研究室訪問をしました。
アントレプレナーシップ研修では自らが困っていること、不便なこと(ペインポイント)から新たな商品のプレゼンや課題の発見から解決までのプロセスであるDesign Thinkingを利用して、新しいスマートフォンアプリ案の発表を行いました。
また、NC Stateの図書館やゲームラボ、音楽スタジオなどの設備はとても充実しており、巨大な書庫にはなんと400万冊を超える書籍が収められているそうです。
6日目にはUNCの科学館とプラネタリウムを見学したのち、ポスター発表は科学館内で、口頭発表はプラネタリウムで研究発表をさせていただきました。近隣の高校生の子から大学教授の方など様々な方々に発表を見ていただき、これまでの成果を全て出し切ることができたため、充足感でいっぱいになりました。
研究発表会のあとでレセプションに招待していただき、ノースカロライナ流のBBQを堪能しました。
また、みんなでお互いの学校の話をしたり、ダンスをしたりして、時間いっぱい楽しみつくしました。
名大MIRAI GSCを通して、積極性や創造力、物事を伝える力が高まっただけでなく、お互いを高め合える仲間と出会えました。この経験やスキルを活かし、世界の垣根を越えるグローバルな活躍ができる人間になれるよう、日々努力を積み重ねていこうと改めて思いました。
この8日間はとても密度が高く、一生の思い出に残る研修となりました。
この名大MIRAI GSCと海外研修に携わってくださった事務局の方をはじめとする全ての方へ、そしてこのプログラムを紹介してくださった明和高校の先生方へ深く御礼申し上げます。