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探究活動ガイダンス

◇平成26年度 探究活動ガイダンス

 1.期日 平成26年5月22日(木)
 2.目的 SSHの冒頭行事として、1年生全員が参加し、本校SSHの目指す「総合的な知性」「科学の方法論」への意欲や好奇心を喚起する。
 3.講師および演題 京都大学霊長類研究所教授  松沢哲郎氏
「想像するちから -チンパンジーが教えてくれた人間の心-」
 4.会場 扶桑文化会館
 5.対象 普通科及び音楽科1年 360名
明和高校教員      17名
計 377 名
 
「人間とは何か」という根源的な問いに迫る講演であった。 アイプロジェクトを始めとするチンパンジーの研究は、精密な「科学の方法論」に支えられている。研究によって明らかにされた事実は、生徒たちにとって衝撃的な内容であった。 樹上生活に適した霊長類は手が4つあり、人間が地上に降りて4つの手から2本の足を生みだしたこと、また、赤ちゃんの「あおむけ姿勢」や「おばあさん」の存在は人間にしか見られないという発見等、 「人間とは何か」の謎に迫る講演は、生徒たちの知的好奇心を大いに満足させるものであった。また、人間には「想像するちから」があるがゆえに絶望もするが、そのおかげで希望を持つこともできる のだという講師のメッセージに生徒たちは深い感銘を覚えた。講演後の質疑応答も活発に行われ、学習を深めることができた。これから3年間のSSH事業に参加していく1年生にとって、 科学の目的について考えさせる有意義な講演であった。