MCスプラウト サイエンスツアー 「岐阜研修ー阿寺断層帯と河岸段丘の観察ー」

8月22日(火)に岐阜県中津川市で、阿寺断層帯によって形成された地形と木曽川によって形成された河岸段丘を観察するフィールドワークを行いました。1年から3年生まで、11人の生徒が参加しました。

午前中は、中津川市鉱物博物館を訪れました。博物館が所在する苗木地区は全国的な鉱物の産地です。地中で、鉱物がどのように形成されるのか、この地域でとれる鉱物や苗木花崗岩の特徴について学びました。また、午後に訪れる阿寺断層について立体模型を使った説明を聞きました。断層とは何か、どのようにしてできるのかを知ることができました。

午後は、本校で物理を担当する中村先生の指導の下、JR中央線坂下駅付近でフィールドワークを行いました。この辺りは、木曽川によってつくられた河岸段丘地帯を阿寺断層が横断し、河岸段丘と断層の両方の特徴を観察できる場所でした。一見普通の住宅地なのですが、土地の高低差と坂や崖の位置に注意して歩き回ることで、地球の活動によって作り出される地表の変化が見えてきて、とても興味深かったです。