課題探究自主講座
◇令和元年度 課題探究自主講座
2年生普通科のカリキュラムとして設けた「課題探究β」(2単位)の中で,本格的に課題研究に取り組み始めて3年目になります。過去2年間の実施で,理科分野の中での「慢性的な実習時間不足」が明らかな改善点として浮かび上がってきました。そこで,この時間不足を解消し,研究の質を向上させることをねらいに,今まで実施していた「探究基礎講座」を「課題探究入門講座」と「課題探究自主講座」に分け,「課題探究自主講座」では主に理科実験指導を行いました。夏休みともいえども,生徒は,部活動や体育祭・文化祭の準備,SSH夏の事業等の課外活動と,大変忙しいのが実情でしたが,多くの生徒が参加しました。課題研究に対する意欲を感じ取るとともに,今後も,このような主体的活動に期待がもてるよい結果となりました。
目 的 | 夏季休業中に課題研究に関する準備を進め,研究内容の質的向上を図ることにより,『質の高い探究心』を育成する。 |
期 日 | 夏季休業中で指導担当者の指定する日時(別紙で担当教員の予定表を配布) | 場 所 | 原則として「課題探究β」の活動場所(校外活動も可) |
対 象 | 2年生普通科 「課題探究β」で理科分野(物理,化学,生物分野)の課題研究を進める生徒 |
実施形態 | ・担当の先生の予定に合わせ,事前連絡を取り,活動日時,内容を調整する。 ・グループ全員が揃わなくても良いが,活動内容は後日グループ内で周知して おくこと。 ・校外活動を希望する場合は,「校外活動計画書(別紙様式1)」に活動予定を 記入し,担当の先生に提出すること(事前提出)。 ・活動内容を「活動報告書」に記入し,担当の先生に提出すること(事後報告)。 |
活動内容 | ・テーマ設定,研究方法(実験方法,調査方法),必要な知識についてのアドバイス, 指導を受ける。 ・課題研究に必要な基礎実験(調査),予備実験(調査)などを行う。 ※これにより「課題探究β」で取り組む課題研究が9月以降,より計画的に進められる ように努めること。 |
【物理分野】
発振器(音源),オシロスコープ,Spark(距離・速度・加速度・温度・圧力・力・電流・電圧センサー),真空ポンプ,
ハイスピードカメラ,PC,タブレット,プロジェクター,電流計,電圧計,記録タイマー,回転台,てこ,弦,共鳴管,ばね,
各種量り,ストップウォッチ,音叉,ネオジム磁石,コンデンサーなどの各種素子,スモークマシン,エアトラック,ブロアー,
放電装置,ガイガーカウンター,真空管,放電管 等
【化学分野】
吸光光度計,旋光計,インキュベータ,オートクレーブ,精密てんびん3台,
エバポレーターマグネチックスターラー(ヒーター付)2台,ウォーターバス,ドライブロックバス(試験管加熱器),
マイクロピペット3本,PC4台,プロジェクタ-1台,スパーク(pH,温度測定のデータロガー)4台,pH計3台,照度計1,
糖度計1,ホットプレート,電子レンジ,調理用ミキサー 等
【生物分野】
光学顕微鏡,実体顕微鏡,オートクレーブ,ウォーターバス,マグネチックスターラー(ヒーター無し),滅菌箱,糖度計,
インキュベーター(恒温槽) 等